1歳前後あたりから指差しを行う子どもが多くなると思います。
1歳半健診には指差しの項目があるため、近くなってくると「うちの子全然できない!」などと不安になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では1歳半健診に向けた指差しの練習におすすめの絵本を紹介します!
指差しの練習ができる絵本を探している
一歳半健診に向けた対策をしたい
子どもの成長に良い絵本を探している
1歳半健診の項目である積み木つみについても書いておりますので、こちらも参考にしてください!
指差しはなぜ大切なのか
まずは指差しがなぜ大切なのかについて簡単に説明します。
(おススメの絵本をまずはしりたい!という方はこちらをクリックでスキップできます)
指差しは「言葉のはじまり」とも言われ、子どものコミュニケーションにとても大切な手段となります。
1歳前後の子どもの成長と指差しは密接な関係があります。下に成長時期に応じた指差しの意味について簡単にまとめました。
但し、これくらいの月齢の子どもには個人差が大きくあるため、あくまで目安であって、自分の子どもができてないからと心配することはありません!
指差しと成長のステップを知ることで、今の成長具合と、これから何をしてあげたらよいかがわかるようになります!
10か月ごろ 指差しのはじまり
10か月ごろには両親が「ほら」などと指をさした方向に興味を示すようになります。
このように指さした方向に何かがあるという認識を持ち合始めると、もう少しで指差しをするようになります。
11か月ごろ 自発・興味
11か月ごろになると、自分の興味をもったものに対して指差しを始めます。
このころになると、自分と対象物との間に関係が生まれる「2項関係」が始まります。
1歳ごろ 要求
1歳ごろになると、「あれが欲しい!」や「あれが食べたい!」など、自分の要求を指差しで伝えるようになります。
このころになると自分と対象物という「2項関係」をはっきりと認識します。
1歳6か月ごろ 共感・陳述
1歳から1歳6か月にかけて、何かを指さした時に両親の顔を伺ったりし始めます。これは、自分の興味を共感して欲しいといった気持ちの表れです。
このころになると、自分と対象物と相手の3者に関係ができる「3項関係」が始まります。
このように共感を求められた時には、「かわいいワンワンだね~」や「これが欲しいの?」などと反応をしてあげることで、「もっと伝えたい!」といった好奇心を育てることができるでしょう。
1歳6か月~ 応答
1歳6か月ごろには、「〇〇〇はどれ?」などと質問されたときに、指差しで答えられるようになります。また、対象物が見えないような場合でも(例えば「鼻はどこ?」など)指差しができるようになります。
ここまでくると、自分と相手と対象物といった「3項関係」が完全に成立します。
ここまで各月齢と指差しの関係について説明してきましたが、冒頭でも言いましたように個人差が大きいため、できないからと言って不安に思うことはありません。あくまで目安であり、このような成長の過程を経るのだな~位に思ってください!
一歳半健診の指差し確認について
一歳半健診ではこのような指差しの成長具合をみるために、指差しの項目があります。
しかし、なかなかできるようにならず焦っているかたも多いと思います。
我が家でもなかなか指差しができるようにならなくてどうしようかと悩んでいました。。。
そこで、我が家で効果のあった指差しの練習に効果的な絵本を3冊紹介します!
指差しの練習に効果的な絵本4選!
きんぎょがにげた
指差しをし始めたころの練習に最もおすすめなのが、五味太郎さんの「きんぎょがにげた」です。
こちらは、見開き1ページの色々な場面の中に赤い金魚が1匹隠れていて、どこにいるのかを指差して探す絵本です。
金魚を探すことに興味を持ち始めると、1ページ1ページ嬉しそうに指差しをしてくれます。
この絵本は言葉がわからなくても、「自発・興味」の指差しから始めることができるため、楽しく指差しを練習するのにとても良いです。
何回も読んであげることで、見つけたことを両親に教えてくれるようになり親子共々楽しむことができる絵本です!
アンパンマン はじめてのことばえほん わくわく
次におおすすめしたいのがこの絵本です!
こちらの絵本は動物や野菜、果物などのカテゴリ別にイラストがたくさん描かれています。
初めは「わんわんだよ~」や「バナナだよ~」などと指差しで伝えることで「指差しの始まり」をサポートできたり、成長に合わせた指差しの練習ができるのが最大のポイントです!
言葉を認識するようになったころからは「ワンワンどこかな?」や「バナナどこかな?」といった、1歳6か月検診に向けた練習もできます。
読み聞かせの絵本だとどうしても受動的になってしまうのですが、こちらは興味のあるイラストなどを主体的に探したりできるので、子どもの好奇心を刺激するのにも最適です。
ひらがなや英語が書かれていたり、長く使える一冊です!
また、この絵本には「わくわく」「ぐんぐん」「すくすく」の3シリーズがあり、カテゴリーがそれぞれ違います。子供にあった分野を選んであげることで、さらに興味を持ちますよ。
どこかな どこかな?
続いては、「みるみる言葉を覚える」というフレーズが売りの「どこかな どこかな?」です。1歳半健診にむけた指差し練習にはこれが最もおすすめです!
「どこかな どこかな?」は見開きのページに生活のワンシーンが書かれていて、その中にスプーンや犬などたくさんの身近なものがでてきます。
イラストを指差しながら「〇〇だよ~」と声掛けをしたり、「〇〇はどこかな?」と質問しながら読み進めることで指差しの練習ができます。
イラストもふんわりとした優しいタッチで描かれていて、とても親しみやすいのもポイントです。
タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000
最後にご紹介するのは、先にご紹介した3冊とはちょっと違うタッチペンタイプの絵本です!
こちらもアンパンマンの絵本のようにカテゴリに別にたくさんのイラストが描かれているので、興味のある事柄を中心に飽きずに楽しむことができます。
そして付属のタッチペンでタッチするとその単語を話してくれるので、遊びながら自然と言葉を覚えることができます!
初めは興味を持った物やカテゴリを中心に音を聞くことを繰り返したり、タッチしたあとに「〇〇はどこかな~?」などと問いかけてあげることで、楽しみながら1歳6か月検診に向けての練習ができます。
ずっと付き添って絵本を読んで上げられれば良いのですが、家事をしたりとなかなかそうもしてあげられないときに、タッチペンは本当に忙しい夫婦の強い味方です!そして子供の興味のあることに対する吸収力は目を見張るものがあります!
また、英語での発音も切り替えられたり、歌のページやクイズがあったりと、とても長く使える絵本となっている点も非常におススメできる点です。
まとめ
指差しの練習におすすめの絵本を紹介しました。
指差しについては1歳半健診が目安とはなりますが、子どもの成長には個人差があるので、たとえできなくても焦ることはありません。
今回は指差しの練習にもってこいの絵本を紹介しましたが、これ以外の絵本でも言葉のシャワーをたくさんかけてあげることが指差しにもつながります。
子どもの興味を伺いつつお気に入りの一冊に出会えるといいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
積み木つみの練習に適したおもちゃはこちらの記事で紹介していますので、併せて参考にしてください!
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